「昭和東南海地震70年シンポジウム」が開催されました
今年(2014年)は、昭和東南海地震の発生から70年の節目の年となることから、12月6日(土)、津リージョンプラザ お城ホールにおいて、「昭和東南海地震70年シンポジウム」が開催されました。
基調講演では、約480人の参加者を前に、東京大学大学院総合防災情報研究センターの古村孝志教授から「大規模地震・津波災害に備えて」と題して講演があり、古村教授は、「地震発生時にどう行動するか、イメージを高めておけば、被害を少なくすることができる」と述べられ、発生が危惧されている南海トラフ地震への備えの重要性について話されました。
また、基調講演に続いて、「過去の震災から学び、未来に活かす」をテーマとした有識者のパネルディスカッションが行われ、パネリストのみえ熊野学研究会運 営委員の喜多健さんは、「身近にいる震災経験者から話を聞くだけでも、防災意識を高めることはできる」と指摘され、体験を後世に語り継いでいくことの大切 さを説かれました。
また、会場隣の展示室・ギャラリーでは、防災・減災に関連する活動や事業に取り組む団体や企業約30社からブース出展があり、出展者から自社の製品や取組み内容について紹介されると、来場者の方は熱心に聞き入っていました。