熊野地方を襲った過去の地震や風水害など災害関連の記述がある(P136~147)。また、東南海地震時の三木里への津波来襲の様子について、次のような記述がある。「第1回目は地震が止んで、約10分後に来襲した。三木里浜沖が干潟になった後、7~10mの波が八十川伝いにさかのぼり、大新田奥の大塚までのぼり、その際八十川筋の家屋をなぎ倒してしまった。第1回目の波から5分間隔位に来襲し、5回目の波が引いて海は平穏になった。」(P144)。